“2019”
初めまして。
私は今、関東の音楽大学にてピアノを専攻しています。
2019年も終わりかけている今、改めて今年一年を振り返ってみようと考え、筆を取りました。
普段は直筆の日記をつけていて、毎年年末にはそっちで一年の振り返りをしているのですが、今年からブログにしてみようと思います💻
2019年は、私にとって激動の一年となりました。
また、本当の意味で出会いと別れの一年ともなりました。
まず最初に起こった変化は、就職活動の開始と終わり。
音楽大学に通っている私は、音楽関連の仕事へと就職しようとも考えていたのですが、人と関わることが好きなので「人材業界」のお仕事を中心に就活していました。
これで何回母親と意見をぶつけたことだろう...
母が私に音楽を続けて欲しいと願っていることはわかっていましたが、音楽業界の就職活動はそんなに甘くありませんでした。
音大へと通わせてくれた恩もあったので、私もできることなら音楽業界へと就職したかったのですが、なかなか上手く行かず...
就職活動のおかげ(?)で5キロ近く痩せました。もともとストレスへの耐久がない方だったこともありますが。
どの会社も私のことなんか必要としていない。
私はいてもいなくても変わらない存在なんだな。
と、就活をしていた約3ヶ月間、ほぼ毎日そう感じていました。
なので、内定をもらった時は正直信じられなかったです。しかも、行きたいと思っていた会社だったので尚更。
過酷だった就活を経て、私は来年から新社会人となります。
その事実もなかなか受け入れがたいけれど、残り少ない学生活を楽しまなければ。
次に起こった変化は、恋人との別れでした。
2017年12月から約2年間付き合っていた恋人との別れは、私にとって本当に大きな出来事でした。
合コンで一目惚れして、デートを数回重ねていくうちにどんどん好きになって、気づいたら彼に盲目でした。
彼は学歴も就職先もエリートで、周りからは「理想の彼氏」と何回も言われました。
そんな彼の恋人であることが、私は嬉しくて仕方がなかったのでしょう。
周りの言う「理想の彼氏」の恋人である自分自身に酔っていたのかもしれません。
彼と付き合って一年目は、私には彼しかいませんでした。
友達もそんなに多い方ではなかったので、一週間のうちの5日間は彼と過ごすような毎日でした。彼のことが好きすぎて、本来気にしなければならなかった部分から目を背けていた期間が非常に長かったように感じます。
高学歴だったり、収入が良かったりと言うのも確かに魅力的かもしれませんが、学歴や収入が良くても、私には彼の全てを受け入れることはできませんでした。
彼のことが本気で好きだった分、また初めて2年近く付き合った人でもあったので、
別れることを最後まで躊躇しました。散々悩んで迷って泣きました。
別れたい気持ちと、別れたら勿体無いと買う気持ちが交差している中、絶対に別れなければならない出来事が起こりました。ある意味その出来事が、今回私が別れを決断する引き金となりました。
別れたことをあとあと後悔するかも…とも思いましたが、案外大丈夫で驚いたりなんかも。
一緒に生活する上で感じるストレスの重さ、金銭感覚の相違、幼少期に育てられた環境などがいかに大切かと言うことを、彼との恋愛で学びました。
正直DV気質やモラハラっぽい部分もあったので、別れた経緯を話した友人たちには「早く別れられて良かった、無事で良かった...」と言われる始末でした(笑)
それでも、彼との恋愛は私を大きく成長させてくれたと感じます。
思えばたったの2年でしたが、ありがとう。
次に私が感じた大きな変化は、大学内外問わず友達が増えたことです。
私は今年の4月から、アミューズメントパークにてアルバイトを始めました。
当時は就活との掛け持ちでしたのでなかなかシフトに入れず、友達ができなくて悩んでいましたが、今はバイト先の皆さん全員が私と仲良くしてくれます。こんなに居心地の良いバイト先は人生初めてなので驚いています...
私は人間関係を拗らせがちな部分があるので、人と仲良くなることに多少のトラウマを抱いています。アルバイトも開始しても人間関係が原因で長続きせず...
ですが、今のバイト先の方々は、店長も含め皆さん本当に良い人で、休日に一緒に遊んだり、バイトの後にお酒を飲んだりするほど仲が良いです。
彼らの存在は私にとって本当に大切で、これからも関わっていきたいと強く思います。
また、大学内でも年齢問わず、友達がたくさん増えました。
先ほども書いた通り、私はあまり友達が多い方ではなかったのですが、
大学4年の後期に入ってから、急激に友達が増えたのです。
もともと仲良くしてくれていた同期の繋がりが広がって行き、ピアノ科以外にも様々な科の人と仲良くなることができました。
今までは一人で過ごすことの多かった大学生活が、今では気がつけば周りにいつも人がいます。そんな今が楽しくて仕方ありません。
仲良くなった人の中には、私が大学に入ってすぐ「かっこいい...!」と感じた作曲学科先輩もいました。
彼は1年間大学を休学してイギリスへ留学していたので、学年は私たちと同じになってしまったのですが、そのおかげで彼と仲良くなることができたのでとっても嬉しかったです...
また、音大の中で関わる人々が増えたことによって、今まで以上にクラシック音楽を聴く機会が増えたことも大きな変化です。
今までは「のだめカンタービレ」や「四月は君の嘘」などで使用されていた曲、自分が試験で引いたことのある曲など、偏ったクラシック曲しか聞いてこなかったのですが、友達が好きな曲、好きな作曲家の曲にも触れるようになりました。自分が今まで触れてこなかった新しい作曲家との出会いは非常に新鮮で、私の音楽の価値観が大きく変わったきっかけにもなりました。
私はロマン派の音楽を好み、中でもフランツ・リストの作品が大好きです。
しかし、周りの友達は本当に面白いほど好みが分かれていて、作曲学科の先輩は現代音楽が好きで、ピアノ科の後輩の男の子はバッハを敬愛していて、ピアノ科の同期の女の子はベートーヴェンが好きで...
どうしてこの曲が好きなのか、どうしてこの時代が好きなのかをお互いに語り合うことで、私自身も新しい発見をすることができ、私が好きな曲を周りの人々に布教することもできて、音大生らしい有意義な時間を過ごすことができています。
空き時間にみんなで空き教室に入って適当にセッションしたり、騒いだり。
こんな時間が私は好きで好きで仕方がありません。
もっと早くからみんなと仲良くなりたかったな、と後悔さえもしています。
本当に今年はよく笑い、よく泣き、よく芸術に触れることができた一年でした。
周りの友達に恵まれ、学生生活最後の一年を謳歌することができたと思います。
みんなのおかげで本当い楽しい一年だったな。
来年は学生が終わり社会人になるので、またガラッと変わってしまうのだろうな、と考えると少し怖いですが、変化を恐れず自分らしく生きていきたいと思います。
長くなりましたが、これで終わります📝